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2010年09月30日

スプーンワークショップ&七職家

2010年9月26日(日)、ファブリカ村にて、木工作家飯田武彦さんによるワークショップ”スプーンを作ってカレーを食べよう”が開催されました。

大まかにスプーンの形にしてくださったものを、削っていきます。    初心者の人が始めから作るのは無理と言うことで、予め用意してくださっていました。
   


彫刻刀で削って、ヤスリで磨く、磨く・・・・・・・・
所要時間約3時間なり。 単純作業だけどものすごく根気の要る作業です。








こうして苦労して出来上がったスプーンで、今回お手伝いいただいた西山さんお手製の薬膳カレーを参加者全員でいただきました。

参加してない私もスタッフも御相伴させていただきましたkao07






そしてその次の日、彦根の『江州彦根七職家』(ごうしゅうひこねななしょっけ)の見学&体験に行ってきました。

『江州彦根七職家』とは、木地、宮殿(くうでん)、彫刻、漆塗、蒔絵、錺金具(かざりかなぐ)、金箔押の七つの工程(七職)を経て制作される伝統工芸彦根仏壇の若手職人の会です。
もっと近くに彦根仏壇の伝統の技術を感じて本物が持つ良さを知ってもらいたいと言うことでこの会は結成されました。

ファブリカ村のコンセプトと同じですね。


私達が見学したのは彫刻の井尻彫刻所さん。
これは欄間を彫っておられる所。前出のスプーンどころではない・・・。






その後体験したのは蒔絵。
木のお皿に漆で絵を描きます。

教えてくださったのは七職家の舟越さん。

これはふぁぶりか作。

舟越越さんが下書きしてくださった絵の上をなぞります。
下絵があるのに、なぞるだけなのに、何で!?何でこんなに難しいの
?????????


スプーン作り、蒔絵体験、2日間連続で職人技を目の当たりにして、『人の手は素晴らしい。人の手で作られたものも素晴らしい』と言うことを痛感いたしました。

私も作り手の端くれです。作ることの大変さ、楽しさ、厳しさも普通の人よりはわかっているはず。
でも今回、普段自分が作っているものではないものを体験してみて、今までより一層『良い物は伝えて行かないといけない。』
と言う気持ちが強くなりました。そして、『良いものがわかる人も育てて行かないといけない』と言うことも・・・

さぁみなさん。
これからも色々なワークショップをファブリカ村では企画する予定です。たまにはお出かけしての体験もやりますよ~!!!
どんどん参加しましょうねface02  


Posted by 副村長Junko at 23:02Comments(0)ワークショップ