
2009年10月08日
麻コレ2010 近江の麻ー魅せるー
2009年10月4日(日)、滋賀県愛荘町の愛知川公民館に於いて麻コレ2010 近江の麻ー魅せるーが開催されました。
愛荘町、東近江市では地場産業である麻織物を、地域の幅広い年齢層の方々にもっと身近に感じて体感、体験していただこうと、色々活動されております。
親子体験、藍染体験教室、その他学生さんの作品への生地提供、近江の麻を使った町おこしなど・・・
今回のモデルはそれらに参加された一般の方達が中心でした。
ショーは大きく分けて4部構成
①地域を知る
親子体験教室・・・親子5組が自分達で染めた藍染のTシャツを着て登場
藍染体験教室・・・生葉藍染の生地を自分で洋服、小物などにして登場。


本番までは楽屋裏で緊張されてましたが、ステージに出たら堂々としたものでした。
②地域を盛り上げる
高宮布、近江上布
・・・どちらも滋賀の歴史ある麻織物。
地域の伝統を守る昔ながらの着物を着た人、
伝統を守りつつ、今の時代に生かそうという若きふんどし愛好家が登場。



③県立大学生
大学の授業の中で地域の素材を学び、形を作っている学生さんが自作の服で登場。


④地域の素材を着こなす
麻を着て着心地を味わい、麻を好きになる。
このコーナーのモデルは一般公募の方達です。


このお子様は自分から『出たい!』とお母さんにお願いしたそうです。
(一緒に出ている人はお母さんじゃありませんが・・・)

麻コレは下は幼児から上は??まで、幅広い年齢の人が気軽に参加できる楽しいファッションショーです。
麻が着てみたい、モデル体験がしたい人はまた来年ご参加ください。
次回は来年4月の予定です。お楽しみに。
愛荘町、東近江市では地場産業である麻織物を、地域の幅広い年齢層の方々にもっと身近に感じて体感、体験していただこうと、色々活動されております。
親子体験、藍染体験教室、その他学生さんの作品への生地提供、近江の麻を使った町おこしなど・・・
今回のモデルはそれらに参加された一般の方達が中心でした。
ショーは大きく分けて4部構成
①地域を知る
親子体験教室・・・親子5組が自分達で染めた藍染のTシャツを着て登場
藍染体験教室・・・生葉藍染の生地を自分で洋服、小物などにして登場。


本番までは楽屋裏で緊張されてましたが、ステージに出たら堂々としたものでした。
②地域を盛り上げる
高宮布、近江上布
・・・どちらも滋賀の歴史ある麻織物。
地域の伝統を守る昔ながらの着物を着た人、
伝統を守りつつ、今の時代に生かそうという若きふんどし愛好家が登場。



③県立大学生
大学の授業の中で地域の素材を学び、形を作っている学生さんが自作の服で登場。


④地域の素材を着こなす
麻を着て着心地を味わい、麻を好きになる。
このコーナーのモデルは一般公募の方達です。


このお子様は自分から『出たい!』とお母さんにお願いしたそうです。
(一緒に出ている人はお母さんじゃありませんが・・・)

麻コレは下は幼児から上は??まで、幅広い年齢の人が気軽に参加できる楽しいファッションショーです。
麻が着てみたい、モデル体験がしたい人はまた来年ご参加ください。
次回は来年4月の予定です。お楽しみに。
ファブリカ村オープンまであと15日
2009年04月19日
めがねのファッションショー
2009年4月19日(日) 八日市駅前に有る めがね工房寺田さんの20周年記念めがねファッションショーが開催されました。
Fabricaはそのプロデュース&司会、衣装協力をさせていただきました。
場所は八日市ロイヤルホテル。
観客は寺田さんの御得意様。
出演されるモデルさんもほとんどの方が寺田さんのお客様+若干のFabricaの知り合い。
寺田さんのお得意様の中に、偶然にもFabricaの知り合いも数人居られました。
世の中狭いねぇ~!


ショーの前のモデルさんたち。ちょっと緊張気味? かと思いきや、本番は皆さん堂々たるもの。
なが~いランウェイもほとんどの方が30秒の決められた時間で、上手に歩いてくださいました。
ダンスをされる方、しっかりポーズを決められる方・・・素人さんとは思えない人達ばかり。
Fabricaの面々は、司会に、スタッフにと忙しかったので、ショーの本番の様子を写真に収めることが出来ませんでしたが、
ロイヤルホテルさんのブログで詳しくアップしてくださっておりますので、そちらをご覧ください。
八日市ロイヤルホテルさんのブログはこちら → http://yroyal.shiga-saku.net/
ショーの後は、似合うめがねの選び方、風呂敷の包み方講座、そしてロイヤルホテルさんのおいしいケーキ&コーヒーでティータイム。暖かい春の日に、楽しく過ごさせていただきました。
この日はお客様も、モデルも、スタッフもみな めがね、めがね、めがね。
あっちを見ても、こっちを見てもめがね、めがね、めがね。
100人以上いてもそれぞれにちゃ~んと似合うめがねってあるもんなんですね。
よく 「私はめがねは似合わない」 と言われる方が居られますが、それは間違い。
その人は似合うめがねに出会ってないだけ。めがね工房寺田さんに行くと、きっと似合うのが見つかるはずです。
これからめがねをとお考えの方、是非一度足を運んでみてはいかがでしょう?
Fabricaはそのプロデュース&司会、衣装協力をさせていただきました。
場所は八日市ロイヤルホテル。
観客は寺田さんの御得意様。
出演されるモデルさんもほとんどの方が寺田さんのお客様+若干のFabricaの知り合い。
寺田さんのお得意様の中に、偶然にもFabricaの知り合いも数人居られました。
世の中狭いねぇ~!
ショーの前のモデルさんたち。ちょっと緊張気味? かと思いきや、本番は皆さん堂々たるもの。
なが~いランウェイもほとんどの方が30秒の決められた時間で、上手に歩いてくださいました。
ダンスをされる方、しっかりポーズを決められる方・・・素人さんとは思えない人達ばかり。
Fabricaの面々は、司会に、スタッフにと忙しかったので、ショーの本番の様子を写真に収めることが出来ませんでしたが、
ロイヤルホテルさんのブログで詳しくアップしてくださっておりますので、そちらをご覧ください。
八日市ロイヤルホテルさんのブログはこちら → http://yroyal.shiga-saku.net/
ショーの後は、似合うめがねの選び方、風呂敷の包み方講座、そしてロイヤルホテルさんのおいしいケーキ&コーヒーでティータイム。暖かい春の日に、楽しく過ごさせていただきました。
この日はお客様も、モデルも、スタッフもみな めがね、めがね、めがね。
あっちを見ても、こっちを見てもめがね、めがね、めがね。
100人以上いてもそれぞれにちゃ~んと似合うめがねってあるもんなんですね。
よく 「私はめがねは似合わない」 と言われる方が居られますが、それは間違い。
その人は似合うめがねに出会ってないだけ。めがね工房寺田さんに行くと、きっと似合うのが見つかるはずです。
これからめがねをとお考えの方、是非一度足を運んでみてはいかがでしょう?
2008年10月27日
つながれ時間 終了
2008年10月25日(土) 能登川図書館において、近江の麻のファッションショーが開催されました。10月から始まっていた、茗荷恭介さんとのイベント『つながれ時間』の一環としてFabricaが主催しました。
先週の愛荘町のショーに引き続き、この日も快晴。
図書館の職員さんもこの日は、特別にFabricaの麻のストールを巻いて仕事をしてくださいました。

皆さんよくお似合いで・・・ 普段あまりストールなんて巻いたこと無いって行ってたお兄さんも結構
さまになってましたよ。御協力ありがとうございました。


右の写真の右側に垂れ下がっているのは、絣に染める前の経糸(たていと)です。
結構素晴らしいオブジェと化していました。こんな使い方も出来るんやぁ~。なんて新発見!!!

茗荷さんの灯りと、Fabricaの絣のタペストリーのコラボ。 まるで合わせて作った様で、出会うべくして出会ったって
感じがします。

こちらは滋賀県立大学の学生さんと近江の麻のコラボ。生活デザイン学科の学生が、近江の麻を使って、自分たちが着たい麻のウェアーをデザインし、自分たちで縫い上げました。
この会場の奥の集会ホールで、近江の麻の説明の後、ファッションショーは始まりました。



始まりのテーマは・・・働く人
茗荷さんにも御出演いただきました。そのほか東近江市内で働く男女に、麻のシャツをお洒落に
着こなしていただきました。
沖縄に『かりゆしウェア』がある様に、滋賀には『近江の麻ウェアー』を定着させ、ゆくゆくは役所や
有名企業の制服になったらいいなぁという意味をこめています。
次のシーンは・・・Fabricaのお客様や友達、そして子供たち。


小さくたって女の子。本番直前までストールの巻き方や、アクセサリー選びに夢中。やっと決まってご機嫌に登場してくれました。


そして次は先日行われた染物教室に参加した、能登川西小学校の児童とお母さん、そして先生。
各自が染めたTシャツを着て登場。


ラスト2は・・・県立大の学生さん。それぞれにテーマを決め、デザイン、制作されました。





そしてラストは、今回の特別ゲスト、阿部節子さんの登場です。


わぁ~綺麗!!!!! それもそのはず、彼女は能登川出身の元モデルさん。あのパリコレにも出られたんですって・・・・・・
前から噂に聞いていて、機会があれば是非Fabricaのモデルやってもらえないかなぁ~なんて思っていたら、今回縁あって出演していただけることになりました。なんと、うちの知り合いのそのまた知り合いだったんです。つながってたんです。
今回の展のテーマは、『つながれ時間』
つ・な・が・り
人と人との、つながり。
御先祖から未来の子供たちへのつながり。
つながっていくことって、素晴らしい・・・・・でも難しい。
今回のイベントがきっかけで、滋賀の伝統である近江の麻が未来へ、また、人と人とがつながっていけたらいいなぁ~なんて思っています。そんなきっかけ作りをどんどんやって行きたいものです。
先週の愛荘町のショーに引き続き、この日も快晴。
図書館の職員さんもこの日は、特別にFabricaの麻のストールを巻いて仕事をしてくださいました。
皆さんよくお似合いで・・・ 普段あまりストールなんて巻いたこと無いって行ってたお兄さんも結構
さまになってましたよ。御協力ありがとうございました。
右の写真の右側に垂れ下がっているのは、絣に染める前の経糸(たていと)です。
結構素晴らしいオブジェと化していました。こんな使い方も出来るんやぁ~。なんて新発見!!!
茗荷さんの灯りと、Fabricaの絣のタペストリーのコラボ。 まるで合わせて作った様で、出会うべくして出会ったって
感じがします。
こちらは滋賀県立大学の学生さんと近江の麻のコラボ。生活デザイン学科の学生が、近江の麻を使って、自分たちが着たい麻のウェアーをデザインし、自分たちで縫い上げました。
この会場の奥の集会ホールで、近江の麻の説明の後、ファッションショーは始まりました。
始まりのテーマは・・・働く人
茗荷さんにも御出演いただきました。そのほか東近江市内で働く男女に、麻のシャツをお洒落に
着こなしていただきました。
沖縄に『かりゆしウェア』がある様に、滋賀には『近江の麻ウェアー』を定着させ、ゆくゆくは役所や
有名企業の制服になったらいいなぁという意味をこめています。
次のシーンは・・・Fabricaのお客様や友達、そして子供たち。
小さくたって女の子。本番直前までストールの巻き方や、アクセサリー選びに夢中。やっと決まってご機嫌に登場してくれました。
お洒落なお客様たち。今日も素敵!!!
そして次は先日行われた染物教室に参加した、能登川西小学校の児童とお母さん、そして先生。
各自が染めたTシャツを着て登場。
ラスト2は・・・県立大の学生さん。それぞれにテーマを決め、デザイン、制作されました。
そしてラストは、今回の特別ゲスト、阿部節子さんの登場です。
わぁ~綺麗!!!!! それもそのはず、彼女は能登川出身の元モデルさん。あのパリコレにも出られたんですって・・・・・・
前から噂に聞いていて、機会があれば是非Fabricaのモデルやってもらえないかなぁ~なんて思っていたら、今回縁あって出演していただけることになりました。なんと、うちの知り合いのそのまた知り合いだったんです。つながってたんです。
今回の展のテーマは、『つながれ時間』
つ・な・が・り
人と人との、つながり。
御先祖から未来の子供たちへのつながり。
つながっていくことって、素晴らしい・・・・・でも難しい。
今回のイベントがきっかけで、滋賀の伝統である近江の麻が未来へ、また、人と人とがつながっていけたらいいなぁ~なんて思っています。そんなきっかけ作りをどんどんやって行きたいものです。
2008年10月19日
麻コレ2009 大切な時間(とき)
愛荘町を発祥の地として育まれてきた近江上布は、滋賀県の伝統産業に指定されています。
また今年四月には『近江の麻』『近江ちぢみ』が地域ブランドとして登録されました。
近江上布の上質さを守りながらも、今の暮らしにあったアレンジで、品質とともにファッション性、
デザイン性にも優れた製品を目指し、この土地が誇れるブランドとして普及させていきたいと
思っています。
今回のショーのテーマは 『大切な時間(とき)』
平成20年10月18日(土) 場所は愛荘町立歴史文化博物館
人生の節目や晴れの舞台に麻を着るという設定です。
本来麻素材は正装にはなりえませんが、今回は麻を『上質なカジュアル』として提案します。
麻をあらゆる角度から捉え、麻の不思議な魅力に注目をし、麻にまつわるお話とともにショーを進めて行きました。
最初のステージは麻の生命力のお話です。

赤ちゃんが着る産着には麻の葉を図案化した正六角形の麻の葉模様が施されていました。麻はすくすくとまっすぐに伸びることから赤ちゃんの成長を願う意味をこめていました。また麻の葉模様は災いを防ぐお守り、魔除けとされていました。現在では麻素材や麻の葉模様の産着を見ることもなくなりました。今はこのように赤ちゃんをやさしく包むスリングが流行していますが、素材は麻。 様式は変わっても、せめて日本独自の意識は受け継がれていって欲しいものです。
次は家族で麻をお洒落に着るシーンです。

子供たちの健やかな成長とともに、入園、入学、発表会と家族でおめかしをして出かける場面が出てきます。こんな麻素材を取り入れたお洒落な装いはいかがでしょうか? お母さんと子供たちが着ているワンピースは「ほぐし」という先染めの技法で糸に花柄を染めてから織り上げています。たて糸とよこ糸が交じり合った、やさしい色合いが特徴です。家族で迎える大切な時に『麻を着る』ファッション性に欠かせない素材としての麻の紹介でした。
次のシーンは環境意識から見た麻の紹介です。


麻は蒸し暑い日本の夏に最適な素材です。通気性、吸湿性にすぐれ、麻を着ることで体感温度が下がり、涼しく感じます。エアコンの無い時代に夏の衣料として麻を愛用してきたゆえんです。
エコライフを提唱するのであれば、室内温度を28度に設定して、麻の服を着ましょう。
夏には麻を着る。環境を意識する人々にはこんなルールが出来ても良いのではないでしょうか?
社会人として環境を意識したライフスタイルに麻素材が一役買うという提案でした。
次は品格のある麻の着物姿で御登場です。

麻の持つ張りと上質な光沢がより一層上品さを際立ててくれます。日本人として、大切な時には心も引き締めて着物を着る。夏には上布を涼しげに着る。大人の女性ならではの着こなしではないでしょうか?
ここで19日に高宮祭りを開催される『いっしょにやろう会』の皆さんに御登場いただきましょう。
祭りにふさわしい赤と深い藍色の麻の陣羽織と祭りには欠かせないはっぴ姿で登場です。祭りにも麻は欠かせない存在です。伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)にお供えする「あたらしえ」は麻の繊維で織られていますし、神職がまとう服もそうです。麻は清浄で不思議なパワーを含有した崇高な物として扱われてきました。
祭りのシーンから麻の持つ崇高性を紹介しました。
ショーのエンディングは、人生の晴れの舞台に麻のウエディングの提案です。

新婦役には麻の清潔感、上品さ、上質感を活かして麻をまとってもらいました。こんなウエディングドレスはいかがでしょうか?ベールに使用の生地は麻にシルクを織り込んでしなやかさを出しています。
新郎役には、上質な光沢のある黒の麻ジャケットでクールに決めてもらいました。上質なカジュアルウエディングの提案でした。


様々な大切なシーンを通して、麻の持つ多方面からの魅力とともにお届けしました。いかがだったでしょうか?
この土地で育まれてきた麻織物を、これからも大切に伝え、次の時代につなげて行きたいと強い使命感を感じています。
これを機会に皆様が麻織物に、近江の麻に関心を持っていただけたら今回のショーは成功です。
見に来てくださった皆様、出演者、スタッフの皆様、ありがとうございました。
また今年四月には『近江の麻』『近江ちぢみ』が地域ブランドとして登録されました。
近江上布の上質さを守りながらも、今の暮らしにあったアレンジで、品質とともにファッション性、
デザイン性にも優れた製品を目指し、この土地が誇れるブランドとして普及させていきたいと
思っています。
今回のショーのテーマは 『大切な時間(とき)』
平成20年10月18日(土) 場所は愛荘町立歴史文化博物館
人生の節目や晴れの舞台に麻を着るという設定です。
本来麻素材は正装にはなりえませんが、今回は麻を『上質なカジュアル』として提案します。
麻をあらゆる角度から捉え、麻の不思議な魅力に注目をし、麻にまつわるお話とともにショーを進めて行きました。
最初のステージは麻の生命力のお話です。
赤ちゃんが着る産着には麻の葉を図案化した正六角形の麻の葉模様が施されていました。麻はすくすくとまっすぐに伸びることから赤ちゃんの成長を願う意味をこめていました。また麻の葉模様は災いを防ぐお守り、魔除けとされていました。現在では麻素材や麻の葉模様の産着を見ることもなくなりました。今はこのように赤ちゃんをやさしく包むスリングが流行していますが、素材は麻。 様式は変わっても、せめて日本独自の意識は受け継がれていって欲しいものです。
次は家族で麻をお洒落に着るシーンです。
子供たちの健やかな成長とともに、入園、入学、発表会と家族でおめかしをして出かける場面が出てきます。こんな麻素材を取り入れたお洒落な装いはいかがでしょうか? お母さんと子供たちが着ているワンピースは「ほぐし」という先染めの技法で糸に花柄を染めてから織り上げています。たて糸とよこ糸が交じり合った、やさしい色合いが特徴です。家族で迎える大切な時に『麻を着る』ファッション性に欠かせない素材としての麻の紹介でした。
次のシーンは環境意識から見た麻の紹介です。
麻は蒸し暑い日本の夏に最適な素材です。通気性、吸湿性にすぐれ、麻を着ることで体感温度が下がり、涼しく感じます。エアコンの無い時代に夏の衣料として麻を愛用してきたゆえんです。
エコライフを提唱するのであれば、室内温度を28度に設定して、麻の服を着ましょう。
夏には麻を着る。環境を意識する人々にはこんなルールが出来ても良いのではないでしょうか?
社会人として環境を意識したライフスタイルに麻素材が一役買うという提案でした。
次は品格のある麻の着物姿で御登場です。
麻の持つ張りと上質な光沢がより一層上品さを際立ててくれます。日本人として、大切な時には心も引き締めて着物を着る。夏には上布を涼しげに着る。大人の女性ならではの着こなしではないでしょうか?
ここで19日に高宮祭りを開催される『いっしょにやろう会』の皆さんに御登場いただきましょう。
祭りにふさわしい赤と深い藍色の麻の陣羽織と祭りには欠かせないはっぴ姿で登場です。祭りにも麻は欠かせない存在です。伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)にお供えする「あたらしえ」は麻の繊維で織られていますし、神職がまとう服もそうです。麻は清浄で不思議なパワーを含有した崇高な物として扱われてきました。
祭りのシーンから麻の持つ崇高性を紹介しました。
ショーのエンディングは、人生の晴れの舞台に麻のウエディングの提案です。
新婦役には麻の清潔感、上品さ、上質感を活かして麻をまとってもらいました。こんなウエディングドレスはいかがでしょうか?ベールに使用の生地は麻にシルクを織り込んでしなやかさを出しています。
新郎役には、上質な光沢のある黒の麻ジャケットでクールに決めてもらいました。上質なカジュアルウエディングの提案でした。
様々な大切なシーンを通して、麻の持つ多方面からの魅力とともにお届けしました。いかがだったでしょうか?
この土地で育まれてきた麻織物を、これからも大切に伝え、次の時代につなげて行きたいと強い使命感を感じています。
これを機会に皆様が麻織物に、近江の麻に関心を持っていただけたら今回のショーは成功です。
見に来てくださった皆様、出演者、スタッフの皆様、ありがとうございました。